オリーブオイルの歴史

オリーブが栽培されるようになったのは6000年以上も前のことになります。紀元前8世紀頃にギリシャ人植民によってイタリアにもたらされました。それからオリーブの栽培が広まっていきます。ローマ人はギリシャ人と同じように、オリーブオイルをとても滋養のある食材として高く評価し、多量に消費しました。しかしローマ帝国の崩壊とともに北方のバルバロスたちはローマの社会や政治を破壊するだけでなく食生活も変えてしまいました。彼らは動物性の油を優遇した食生活をおくっていたために、北のラードやバターが南のオリーブオイルと抵抗するようになりました。食材としてのオリーブオイルは、中世も後半になるまではなかなか恵まれた地位を得られないでいたのでした。ゲルマン人のうちでは、イタリアに定着したランゴバルド族のみが文明をたたえる態度を示して、オリーブを特別に保護するべきだと推しました。まもなく修道院がオリーブとオリーブオイルを保護し、その生産を保証する大いなる活動をはじめていったのです。オリーブオイルは典礼の儀式に用いるため、どんな小さな教会にも必要でした。なので、できる限り現地で栽培することが奨励されたのです。中世の食用オリーブオイルに関しては、貴族のためのレシピに使われ、さらに老人の食事に奨められていました。それだけ高級食材だったのです。北の地方ほど貴重な高級食品で、食物に生のまま調味料として掛けられていたようです。

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